ポーカーGTO教科書 第1章
ポットオッズと必要勝率
コールが得かどうかは、たった1つの割り算で決まる。
式は1つだけ
必要勝率 = 払う額 ÷ コールした後のポットの合計
例:ポット10に相手が5ベット。あなたは5払い、勝てば 10+5+5=20 が手に入ります。5 ÷ 20 = 25%。この手の勝率が25%より高ければ、コールは長期的に得です。
早見表(覚えておくと速い)
| 相手のベット | 必要勝率 |
|---|---|
| ポットの1/3 | 20% |
| ポットの1/2 | 25% |
| ポットの2/3 | 28.6% |
| ポットと同額 | 33.3% |
| ポットの2倍 | 40% |
自分の勝率のざっくり計算
勝ちにつながるカード(アウツ)を数えて、フロップからリバーまでなら×4、ターンからリバーなら×2。フラッシュドロー(9枚)なら、フロップで約35%、ターンで約18%です。
そのまま使えるのは「オールイン」のとき
この式がそのまま答えになるのは、コールしたらもう誰もベットしないとき(オールインへのコールや、リバーの最後のコール)です。トーナメントのプッシュ/フォールドは、まさにこの形です。
フロップやターンのようにこの先もベットが続くときは、目安にしかなりません。ポジションがある・後でもっと取れる(インプライドオッズ)といった事情で、少し下でもコールできることがあります。逆にポジションがないと、勝率を全部は実現できず、上回っていても降りるのが正解のことがあります。このアプリのフロップの採点は、勝率ではなくソルバーのEV(期待値)で行っています。
この章の図(ベットサイズを動かすと、コールに必要な勝率が変わる)は、アプリで実際に動かせます。
払う額 ÷ もらえる合計 は何%? 自分の手は、相手のレンジにそれだけ勝てる?
確認クイズ
Q1. ポット12に相手が6ベット。コールに必要な勝率は?
- A約20%
- B25%
- C33%
答えと解説を見る
正解:B 25%
払う6 ÷(12+6+6=24)= 25%。ハーフポットのベットは、いつも25%です。
Q2. ターンでフラッシュドロー(アウツ9枚)。相手がポットと同額をベット。単純計算ではどうする?
- Aコール(勝率が足りている)
- Bフォールド寄り(勝率が足りない)
- C必ずオールイン
答えと解説を見る
正解:B フォールド寄り(勝率が足りない)
ターン→リバーは アウツ×2 で約18%。ポットベットの必要勝率33%に届きません。
アプリでは、この章のクイズを解いたあと、「vs プッシュ(コールの判断)を練習」にそのまま進めます。
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